カーシェアリング

カーシェアリングの歴史は?いつ生まれたの?【え、そんな昔から】

マイカー太郎
マイカー太郎
カーシェアリングって最近よく耳にするけど、いつ、どこで生まれたの?詳しく知りたいな
カーシェア君
カーシェア君
オーケー。ボクが教えてあげよう

カーシェアリングとは?

カーシェアリングとは、会員の間でクルマを共同利用するシステムのこと。簡単に言うと「会員制の無人レンタカー」です。レンタカーとの大きなちがいは、気軽に利用できるところ。

レンタカーは6時間単位の利用が一般的ですが、カーシェアリングは10~15分単位で利用できます。そのため、「買い物にいくので1時間だけ使いたい」「子どもを迎えにいく時だけ使いたい」というチョイ乗りのニーズをかなえてくれるのです。

また、利用時の手間の少なさも特徴。レンタカーは、借りる際、わざわざ営業所に行って30分ほど手続きが必要ですが、カーシェアリングは無人ですので、そういった煩わしいものは一切不要です。

一度会員になれば、スマホから車両予約ができ、数分後には利用できるので、マイカーのような使い方ができます。

マイカー太郎
マイカー太郎
え、そんなに早くできるの?予約して数分後に乗れるのは、すごいなー

カーシェアリングの歴史は?いつ生まれたの?

1940年代、スイスが発祥の地

カーシェアリングは、1940年代のスイスが発祥の地と言われています。当時、クルマはまだ今のように普及しておらず、非常に高価なものでした。そのため、一般的な個人が買えるものではなかったのです。

こうした経済的な理由から、1台の車両を複数人でシェアすることになったのが、カーシェアリングの始まりと言われています。

マイカー太郎
マイカー太郎
随分昔からあったんだね

 

1970年代~1980年になると経済が発展し、クルマ社会に。今度は街が道路と駐車場だらけになっていき、都心は次第に住みにくくなってしまいます。それに伴い、都会から郊外へ移り住む人が増え、商店街などが廃れてしまいました。

この事態に危機感を感じた国が動き、交通環境を改善し、住み良い環境を確保。環境保全することで都心に人を呼びもどそうと、カーシェアリング団体を作りました。

これを機にカーシェアリングが注目され、普及していったと言われています。

1980年代後半、ヨーロッパで普及

スイスの流れに加え、世界的に環境保全の意識が高まっていたこともあり、1980年代後半からヨーロッパを中心にカーシェアリングの普及が始まりました。

また、もう一つカーシェアリングの普及を後押ししたのが行政の介入でした。カーシェアリングは、駐車場をたくさん用意し、使いやすくすることが普及のカギ。

ヨーロッパでは行政が駐車場を無料で提供していたため、カーシェアリング事業者はクルマを用意するだけでOKだったのです。事業の参入ハードルが低かったため、急速に普及していきました。

2000年頃、アメリカで急速に普及していく

アメリカでカーシェアリングが始まったのは、2000年頃。アメリカのボストンで設立されたzipcarというベンチャー企業がカーシェアリングサービスを始めたのが、きっかけと言われています。

最初は学生をターゲットにしたサービスでしたが、次第にターゲットを広げていきました。都市部の街のあらゆる所に置かれた車を、使いたいときに、短時間利用できる「チョイ乗り」を提案し、大ヒット。

カーシェアリングの特徴である「車を所有しなくとも、自分の好きな時にマイカーのように使えて、経済的である」ことが、都心部の多くの人に刺さり、評価されていったのです。

マイカー太郎
マイカー太郎
車の維持費って、本当に高いからね

 

こうしてアメリカで生まれたベンチャー企業は、都心部を中心に拠点を増やし、やがてアメリカ以外の国にも進出。会員数は100万人を超え、車両台数も2万台を超えるまでに成長していったのです。

日本でサービスが始まったのは、1998年

マイカー太郎
マイカー太郎
世界の歴史については分かったよ。じゃあ日本でカーシェアリングはいつ頃、普及したの?
カーシェア君
カーシェア君
オーケー。ボクが教えてあげよう

カーシェアリング普及に時間がかかった日本

じつは、日本でカーシェアリングが初めて導入されたのは、1998年。今から22年も前なのです。外車専門のカーシェアリングとして一時的に話題になりましたが、普及にまでは及ばずでした。

カーシェアリングが本格的に事業化し、動き出したのは、それから数年後の2000年代に入ってから。オリックス自動車の子会社がカーシェア事業を開始したのです。

全国に展開し、会員数を増やしていったのですが、それでも会員数は2000人あまり。まだまだシェアリングの価値観は受け入れられず、普及には至りません。

カーシェア君
カーシェア君
あの時はつらかった…

 

しばらく時間が経ち、2008年。カーシェアリング分野で新規参入事業者が急増しました。きっかけは、国の規制緩和です。

これまでカーシェアリング事業は、レンタカー事業として届け出る必要があり、対面での貸し出しがルール。レンタカー会社しか、参入できない領域でしたが、2008年の規制緩和で、このルールが見直しに。

そこから一気に参入障壁がなくなり、レンタカー会社以外からの新規参入が増えたのです。

タイムズ24とマツダレンタカーの出会い

さらに、カーシェアリングが大きく動き出すきっかけになったのが2009年。駐車場ビジネスを手がけていたタイムズ24と、マツダレンタカーの出会いです。

タイムズ24は、当時から駐車場ビジネスを展開し、多くの駐車場と会員をもっていて、マツダレンタカーは車を自社の武器にカーシェアリング事業を小さく展開していました。

この2社が手を組めば、駐車場、クルマ、会員というカーシェアリングに必要な条件が揃います。国の規制緩和をきっかけに、タイムズ24は、マツダレンタカーをグループ化。タッグを組み、カーシェア事業に乗り出したのです。

マイカー太郎
マイカー太郎
マツダとタッグを組んだのか!それは知らなかった
カーシェア君
カーシェア君
だからタイムズカーシェアは当時マツダ車が多かった。今はトヨタも、日産も、マツダも、スバルも、Audiなんかも扱っているけど

レンタカー会社が先行してカーシェアリング事業に乗り出していましたが、タイムズ24はすぐにトップに躍り出ました。もっていた全国の駐車場を武器に、年間1500台~3000台ペースでカーシェアリングの車両を増やしていったのです。

日本のカーシェアリングは、今後も加速

スタートから10年ほど経った今、タイムズカーシェアは、車両数2万7000台超、会員数も130万人を超え、圧倒的なトップシェアを独走しています。

マイカー太郎
マイカー太郎
え、そんなに普及しているの?
カーシェア君
カーシェア君
そうだよ、君の家の近くにもあるはずさ

 

これまで「車は所有する」という考えが強かったこともあり、カーシェアリングは受け入れられるまでに時間がかかりましたが、今ではその価値観も変わってきました。

会員数130万人超という数字がそれを証明しています。「カーシェアリング」の認知も年々高まり、サービスは今後さらに広まっていくでしょう。