カーシェアリング

国内・海外のカーシェアリングの市場動向は?【驚愕の成長率】

マイカー太郎
マイカー太郎
カーシェアリングって、どのくらいの市場規模なの?
カーシェア君
カーシェア君
想像しているよりもずっと成長しているよ

国内におけるカーシェアリングの市場動向は?

ここでいうカーシェアリングとは、事前に会員登録をし、カーシェアリング会社が提供している車を会員同士でシェアするシステムのこと。タイムズカーシェアなど、街で見かけるのが、このシステムです。

富士経済によると、国内のカーシェアリングの市場規模は、2018年で36億円。成長率は著しく、2017年比で124.1%。2030年には、260億円になると言われていて、今後10年で急拡大していくサービスと言えます。

2018年見込 2017年比 2030年見込 2017年比
市場規模 36億円 124.1% 260億円 9.0倍

 

成長の理由は、「利便性」と「価格」です。マイカーを所有すると維持費だけで年間数十万円から百万円程度かかってしまうのが一般的。しかし、カーシェアリングは維持費はかからず、保険代も利用料に含まれています。それでいて、マイカーのように使い勝手がいい。こうした理由から人気が出ているのです。

マイカー太郎
マイカー太郎
確かに維持費高いもんな。これからカーシェアがどんどんメジャーになりそうだな。

海外におけるカーシェアリングの市場動向は?

海外のカーシェアリングの市場も拡大しています。2015年にはカーシェアリングの利用者数は世界で1000万人と言われていましたが、2021年には3500万人にまで拡大する見込み。地域で見ると、アジア、欧州の成長が著しいです。

比例して市場規模も拡大。2015年には世界で1000億程度市場規模でしたが、2021年には5000億円を優に超えると考えられています。

2015年 2021年 差異
利用者数 1000万人 3500万人 +2500万人
市場規模 1000億円程度 5000億円超 +4000億円超

マイカー太郎
マイカー太郎
すごい勢いで成長しているね

【2018年】カーシェアリング普及率

世界のカーシェアリングの普及率を見ていきましょう。下記は2018年の各国のカーシェアリングの普及率です。

車両数 会員数 人口 普及率
アメリカ 15万6470台 480万人 3億2720万人 1.47%
スイス 3,090台 19万7800人 854万2300人 2.31%
カナダ 5200台 33万6000人 3706万人 0.91%
ドイツ 2万200台 211万人 8279万人 2.55%
イギリス 4,784台 34万1039人 6644万人 0.05%
日本 2万9208台 150万人 1億2644万人 1.18%
中国 4万台 952万人 14億人 0.07%

普及率1位は、ドイツ。カーシェアリング発祥の地スイスを抜いて、世界一位に躍り出ました。2位はスイス。この2国が普及率2%を超え、圧倒的です。

続いて3位はアメリカ、4位は日本、5位はカナダと続きます。中国の普及率は0.07%。

しかし急速にカーシェアリング市場が発達していて、今後普及率はぐんと伸びていくと見込まれています。

この5年間でカーシェアリングは、驚くほど普及した

じつは2013年時点では各国のカーシェアリング普及率は、今よりも全然低いものでした。

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団による2013年1月の調査では、普及率はアメリカで0.29%、ドイツで0.33%、イギリスで0.26%、カナダで0.40%、日本0.23%。

この5年でアメリカは1.18%、ドイツは2.22%、日本は0.95%伸ばしたのです。

日本の数字をもっと具体的に見ていくと、車両数は8831台→2万9208台、会員数28万9497人→150万人に増えています。

2019年3月の調査では、車両数は3万4984台、会員数は160万人を突破しています。今後さらに普及が加速していくでしょう。

マイカー太郎
マイカー太郎
日本も頑張っているんだね
カーシェア君
カーシェア君
そうなのよ

国内の自家用車の普及率は下がっている

カーシェアリング市場が伸びてきましたが、一方で国内の自家用車の普及率はどうでしょうか。

国内の自家用車の普及率は、1世帯あたり1.052 台

「え、1世帯に1台以上もあるの?」と思うかもしれませんが、この数字は2007年をピークに、年々下降気味です。

また1世帯に2台車が必要な地方都市なども含んでいる数字なので、都市部の人からすると少し高い数値に感じるかもしれません。

とくに都市部の自家用車保有率は、下降

さらに詳しく見ていくと、千葉、埼玉、兵庫、京都、神奈川、大阪、東京などの都市部での自家用車の普及は低くなっていて、1世帯あたり1台を切っていることが分かります。

 

都道府県 普及率 普及台数 世帯数
千葉 0.972 2,810,893 2,890,519
埼玉 0.970 3,207,078 3,306,139
兵庫 0.909 2,310,624 2,540,807
京都 0.820 999,328 1,218,744
神奈川 0.705 3,052,873 4,328,814
大阪 0.645 2,771,605 4,300,161
東京 0.432 3,109,332 7,198,348

出典:一般財団法人 自動車検査登録情報協会

都市部は公共交通機関が発達しているので、車がなくても便利。どこへでも行けるため、車を所有しない選択が当たり前になりつつあるのです。

とくに東京は顕著で、0.432。720万世帯に対して、車両数は311万台ですから、半分以上の世帯が車を所有していないことが分かります。

都市部では車を所有しないことがマジョリティになっています。

マイカー太郎
マイカー太郎
たしかに、都市部は便利だからね

国内のカーシェアリングの駐車場数、車両数

カーシェアリングで必要不可欠な駐車場や車両数は、どのくらいあるのでしょうか。

カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」によると、2019年の9月時点での駐車場数は、17,396箇所、車両台数は34,664台。35,000台に迫る勢いです。

10年前の2010年は、車両台数はわずか1,265台に過ぎなかったのに、この10年で約27倍の成長を見せていて、今後もこの勢いは加速していく見込み。

事実、カーシェアリングのシェアトップを走るタイムズ24は、2020年には30,000台体制を目指していることを公言。

実際、タイムズ24の2019年10月期の決算資料によると車両台数はすでに27,096台で30,000台目前に迫っています。

マイカー太郎
マイカー太郎
思っていた以上の伸び率。こんなに普及しているんだ

主要5社のシェアは?

ここでカーシェアリングの主要5社のシェアについてみていきましょう。国内のカーシェアリング事業者は約30社程度あるのですが、シェアは主要5社に絞られます。

カーシェアリング主要5社
  1. タイムズカーシェア
  2. オリックスレンタカーシェア
  3. カレコ・カーシェアリングクラブ
  4. カリテコ
  5. アースカー

下記は2018年12月時点での、カーシェアリング主要5社の車両数シェアです。

主要5社の車両数シェア

タイムズカーシェアが、23639台(77%)で圧倒的なシェアトップ。オリックスレンタカーシェアは、2884台(10%)。カレコは、3741台(11%)。カリテコは、411台(1%)、アースカーは、169台(1%)となっています。

自動車業界もカーシェアリングに続々と参入

成長著しいカーシェアリング業界では、新規参入が増えています。その代表格が大手自動車メーカー。トヨタ、日産、ホンダがカーシェアリング事業をスタートさせています。

マイカー太郎
マイカー太郎
なんで自動車メーカーが参入しているの?カーシェアリングが普及すれば自動車の売上は減っちゃうよね
カーシェア君
カーシェア君
狙いは、クルマ離れしている消費者にクルマの良さを知ってもらうところにあるんだ

そもそも、国内ではクルマ離れが叫ばれて久しく、各社販売に苦戦しています。昔は社会人になってボーナスが入ったら、車を買う人が多かったのですが、今ではそういった人は少数派です。

そもそもクルマとの接点がなければ、クルマの良さ、運転の楽しさを知ることができません。だからこそ、車との接点をつくらなければ、クルマを購入しようという意欲を持ってもらえず悪循環に。このスパイラルを断ち切るために、車との接点をつくるのにカーシェアリングが有効だと考えているのです。

さらにカーシェアリングを活用し、自社の車に乗ってもらえば、一定数は購入につながると考えていうプロモーション的な意味も含んでいます。

自動車メーカーのカーシェアリングサービス

トヨタ「TOYOTA SHARE」

TOYOTA SHARE自動車のあり方について変化を起こすべく、積極的なイノベーション発言をしているトヨタは、「TOYOTA SHARE」というサービスを2019年10月末に開始。駐車場ではなく、トヨタ販売店/トヨタレンタリース店で貸し出し、返却ができるサービスです。

入会金、月会費は無料(キャンペーン中)で、Basicクラスの価格は、ショート料金で15分200円~、パック料金で6時間3800円~になっています。

ホンダ「EveryGo(エブリ・ゴー)」

「EveryGo(エブリ・ゴー)」
Hondaは、都市部を中心に誰でも気軽にHondaの四輪車を利用できる、新たな会員制のレンタカーサービス「EveryGo(エブリ・ゴー)」を2017年11月9日よりスタート。現在は、東京、神奈川、大阪での展開が中心です。

特長は、車種が豊富なことが挙げられます。軽自動車、ミニバン、SUVまで幅広いモデルを用意。また入会金や年会費が無料です。料金は、8時間3780円~。さらに嬉しいのはペット可なこと。他のカーシェアリングだとペットと同乗できないのですが、エブリ・ゴーはOKです。

日産「e-シェアモビ」

「e-シェアモビ」
電気自動車を中心としたカーシェアリング「e-シェアモビ」を2018年1月から開始。リーフ、ノートeパワーなど日産自慢の電気自動車を用意している。2020年1月現在で全国に399箇所のステーションを用意。サービス提供を行っている。

「e-シェアモビ」は、入会金、距離料金ともに無料。時間料金は車種によって異なりますが、15分200円~400円で、6時間パックだと、3500円~4100円になっています。また18時~24時はアーリーナイトパックで、2000円~3000円とお得であったり、時間帯ごとに料金プランは異なるのも特徴です。

マイカー太郎
マイカー太郎
全然知らなかったけど、こんなにカーシェアリングのサービスってあるんだ…
カーシェア君
カーシェア君
そうなの!もう身近なサービスになっているんだよ

まとめ

マイカー太郎
マイカー太郎
最近街中でカーシェアリングをよく見るようになってきたと思ったら、こんなに成長していたんだ
カーシェア君
カーシェア君
これだけサービスがあるから、利用しやすくなっているよ

世界的に成長しているカーシェアリング。国内もカーシェアリングサービスが増えてきて、とても使い勝手がよくなっています。その中でも使いやすいのが、圧倒的なトップシェアを誇るタイムズカーシェアでしょう。

車両台数も多く、ステーション数も多いので、きっと自分の家の近くにもあるはずです。マイカーのように乗れて、維持費も安い。一度使ったら、マイカーの何十万円もの維持費がきっと馬鹿らしく思えるはずです。